携程旅遊網とマスターカードが4日に共同で発表した「2019年中国海外旅行消費報告」によると、海外旅行はすでに中国人にとってレジャーにおける重要な選択肢の一つとなっており、急成長を遂げている海外旅行者数は、引き続き市場の発展を後押ししている。中国新聞社が伝えた。
今回の報告で取りまとめられた中国アウトバウンド市場の新たな傾向は次の通り。
〇海外旅行延べ人数が引き続き上昇
海外旅行者の延べ人数が前年比14%増加した。二・三線都市における中級クラスのツアー商品は100%近く伸びており、増加率が200%を上回るツアーもある。
〇庶民化の方向で成長する市場
多くの新たな航空路線が開通し、消費能力も全体的に高まるのにつれて、一線都市以外が成長の主なエンジンとなっている。
〇ダンベル曲線描く観光客の年齢分布
主な成長層が、「50後(1950年代生まれ)」、「60後(1960年代生まれ)」および「90後(1990年代生まれ)」、「00後(2000年代生まれ)」という両端となるダンベル曲線を描いている。特に、若年層の成長ぶりは顕著で、今後の発展潜在力も高い。「90後」の成長が最も著しく、複合年間成長率は58%に達した。
〇比重がいずれも高かったショッピングと体験
レストランや博物館、特色あるパフォーマンスが、海外旅行の重点項目となっている。
また人気の旅行目的地トップ20のうち、東南アジアが8つを占めた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月5日