「断捨離」は難しいという人もたくさんおり、その理由は、「もったいなくて捨てられない物がたくさんある」、「いらないと分かっていても、つい買ってしまう」、「部屋を片付けても、片付けても、すっきりしない」、「掃除をして2日もしないうちにまたちらかってしまう」などさまざまだ。しかし、それは、自分の心の状態についてじっくり考えてみる良い機会と言えるだろう。外部から観察できる生活において「断捨離」が実行できない人は、心の中にも「断捨離」ができないものがたくさんあるのかもしれない。例えば、ある人、ある種の欲望、ある種のコンプレックスなどだ。
行動主義という観点から考えると、心の中の世界と外部から観察できる行動には密接な関係があり、心の状態を調整することで、行動を調整することができ、さらに行動を調整することで、心の状態を調整することもできる。不必要な物を捨てることで、実際に心の整理をすることもできるのだ。「思いっきり買いまくりたい」という衝動を抑えることで、自分の欲望を管理していることになる。部屋がすっきりすると、心もすっきりするものだ。外部から観察できる生活において「断捨離」を実行するというのは、心の中でも「断捨離」を実行することにつながるのだ。
「断捨離」というのは、「少なくても、もっと質の高い」ライフスタイルの提唱で、自分にふさわしく、有用なものを、理性的に選ぶようにと勧めている。
「これは自分にとって有用だろうか?」、「私にふさわしいだろうか?」、「これがほしいのは、必要だから?それとも不安だから?」などと自問する時、理性的に物事を決定する能力が向上する。「断捨離」は、自分は何が好きで、何が必要で、自分は一体どんな価値観を抱いているのかを理解するよう助けてくれる。自分を理解すればするほど、自分にとって最も益があるのは何かを考えて決定することができるようになり、その決定はより大きな喜びや満足をもたらすようになるだろう。
不必要なことに戸惑わされることがなくなれば、不安や恐れ、競争心など非理性的な感情に支配されることもなくなる。そのため、「断捨離」は単なるライフスタイルではなく、生活の知恵でもある。
今年のネット流行語である「断捨離」は、欲望を抑え、シンプルな生活に戻りたいという人々の強い願いを反映している。シンプルな生活を送るよう努め、「断捨離」を実行し、自分について理解し、自分の気持ちを整理して、自分の生活をうまくコントロールしよう。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年12月12日
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