中国の90年代生まれ、むやみに消費せず上手に資産運用 (2)

人民網日本語版 2020年01月07日10:19

90後と00後(2000年代生まれ)はさまざまなミルクティ店を「育てて」きた。ショッピングセンター、歩行者天国、住宅地の周辺、大学の食堂や学外の軽食ストリートには、さまざまな特色あるミルクティ店が不可欠で、多くのネット人気店には長い行列ができる。

90後は成長過程でその前の世代より多くの消費の選択肢を与えられてきた。商品の種類は極めて豊富で、マーケティングツールや「神器をみんなで共有するスタイル」は心に深く浸透し、微信(WeChat)の公式アカウント、微博(ウェイボー)の有名人ユーザー、ショッピング・交流プラットフォームの小紅書、さまざまなスタイルのライブ配信が、絶え間なく90後を誘惑してきた。

この世代の人々は時代によって、それ以前よりも豊富で多彩な物質的世界を与えられてきた。それと同時に、その肩にはますます煩雑になる生活のストレスと仕事の負荷がかかるようにもなった。ストレスは90後の理解されにくい不可解な消費行動とさまざまな衝動的消費を引き起こし、多くの90後に消費の中で教育と自身の向上をより重視させるようにもなった。

中国新経済研究院が支付宝と共同で発表した「『90後』の稼ぎに関する報告」によると、若い人の金融サービスプラットフォーム・花唄を利用した教育関連商品・サービスの購入額は前年同期比87%増加した。

19年は「有料自習室サービス元年」とされる。有料自習室は働く若者たちの間でまたたくまに人気を集めた。仕事の合間に、多くの若者が狭苦しい日常の居住空間を離れ、有料自習室の静かな環境の中で机に座り、飢えと渇きを癒やすようにがつがつと自分を高めるために勉強する。よりよい暮らしのため、より明るい未来のため、働き始めた90後たちは少しも怠けることがない。

念入りに細かく計算、90後は資産運用が上手

収入がそれほど多くない90後の多くは人気ブランドやぜいたく品の購入をためらわないが、価格には敏感で、あらゆる手を尽くしてできるだけ安くぜいたく品を買おうとする。

日用品になるとさらにじっくりと比較をする。送料が含まれていなければ買わない。ネットで動画を見て会員になることはあり得ない。

90後の賢さの一端は、親の世代よりも早くクレジットや資産運用商品に接したため、こうしたものをより容易に受け入れより有利に利用するというところにもうかがえる。90後の親の世代にとって、ローンで家を買うのは目新しいことではないが、クレジットツールを日常の暮らしの消費にも利用するのはハードルが高い。しかし90後はお得な情報を念入りに細かく計算し、少しもためらわずに利用する。

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