中国における春節のさまざまな風習ーー糖瓜を供える日

旧暦12月23日

人民網日本語版 2020年01月15日11:04

中国では旧暦の12月に入ると、春節(旧正月、今年は1月25日)ムードがますます高まってくる。そして、春節の1週間前となる旧暦12月23日になると、中国各地はほぼ「春節カウントダウン」モードに入り、人々は地元の風習に基づいて、春節の準備を始め、忙しくなっていく。人民網ではそんな春節までの中国の年越しに関する風習を1日に一つずつ紹介していく。

旧暦12月23日は「小年」とも呼ばれ、中国の漢族は伝統文化に基づいて、かまどの神を祭り、かまどを掃除し、「糖瓜」とも呼ばれる飴「■糖(■は火へんに土)」を食べる。民間に伝わる伝説では、かまどの神である■王爺はこの日に天に昇り、道教の最高神である玉皇大帝に、その家族の一年間の善行、悪行を報告する。そして、玉皇大帝はその報告に基づいて、一家の新年の吉凶を決め、■王爺はそれを携えて戻ってくると言われている。そのため、人々は■王爺が玉皇大帝に悪い報告をしないようにと、甘い「糖瓜」を供えることで、良い報告をしてもらおうとしたことから、「糖瓜」が生まれ、それをこの日に食べる風習ができたといわれている。

そしてこの23日から、春節ムードが一気に高まることになる。

「人民網日本語版」2020年1月15日

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