その昔、明・清の皇帝が住まいとした紫禁城(故宮)では、春節(旧正月、来年は1月25日)になると、どんな贈り物やおいしい料理が準備されたのだろう?故宮に貼られる「福」の字や春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)は、一般的なものと違うのだろうか?2020年の春節期間中、故宮博物院は、故宮からの「新春の贈り物」として、故宮の春節の風俗習慣を紹介する動画「故宮賀歳」を動画サイト・騰訊視頻で配信する。中国新聞網が報じた。
動画は、「乾隆の友人たち」、「故宮の団圓飯(大晦日に家族で食べる年越し料理)」、「最も美しい春節」、「春節に寄せる思い」、「宮廷の『春晩』(春節を祝う中国の国民的年越し番組)」の全5回。俳優の王剛(ワン・ガン)、羅晋(ルオ・チン)、作家の馮唐(フォン・タン)、女優の咏梅(ヨン・メイ)、京劇役者・王珮瑜(ワン・ ペイユー)などのゲストが、故宮博物院の専門家と共に、故宮で伝統的な年越しや一家団欒などをめぐる物語を探し、視聴者に故宮の風習習慣、儀礼、文化などを一層深く理解してもらい、その魅力を感じてもらうのが狙いだ。
動画は2020年1月1日から、毎週1回ずつ騰訊視頻で配信される計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年12月31日