中国独自の技術と代表的な製品が新型肺炎との「闘い」で大活躍 (6)

人民網日本語版 2020年02月17日13:34

5Gスマートロボットが新型肺炎対策の第一線に

中国全土初の体温測定パトロールロボット

中国全土で初となる5Gネットワークを利用した体温測定警らパトロールロボットが、広東省広州市黄埔区にこのほど登場した。このロボットは、パノラマ無死角パトロールを行うことが可能となっている。空港や駅、広場、病院、居住エリアのコミュニティ、交通ゲート区間などにおいて疾病の予防・抑制モードを起動し、移動式の赤外線体温測定によるスクリーニング、注意喚起を繰り返し放送するなどの機能を用いて、リモートセンシングによる可視化指揮を実現し、第一線で勤務する警官たちの危険で労働強度の高い勤務環境における検査及び予防・抑制任務遂行のサポートを行う。

同ロボットの開発責任者は、「人がどこへ移動したかをロボットはスピーディに記録することができる。また体温が設定値を超えている人や、マスクをつけていない人を発見した場合、ロボットはすぐさまアラームシステムを起動させる。ロボットの働きによって、人による業務量を有効に節約できる。パトロールの負担を軽減できるほか、パトロール人員の二次感染リスク回避の助けにもなる」としている。>>

医療物資を配送するロボット

広東省の人民病院感染科病棟では1月29日、ロボットの「平平」と「安安」が導入された。この2台のロボットは無人運転技術、地図や作業環境の自動識別読み取り能力、情報ライブラリの構築、ルートの自動選択、物資のポイントからポイントへの配送といった能力を備えており、主に薬品や病院食の配送、防護服や医療ゴミの回収といった作業を担うことで、医療スタッフと患者との院内感染のリスクを軽減する。また同病院では3台目のロボットを新型コロナウイルス感染による肺炎の予防・抑制部門に導入することを計画している。>>

自律移動消毒ロボット

上海交通大学は先ごろ、同校の電子情報・電気工程学院、スマートロボット研究センターの蘇剣波教授の研究チームと霊至科技が共同で打ち出した自律移動型の消毒ロボットが、武漢市や上海市などで臨床応用され始めていると発表した。

この消毒ロボットは過酸化水素装置とロボットを融合させたもので、ロボット内部装置の消毒システムで消毒ガスを発生させ、しかも無人環境で自律的なナビゲーションや移動を実現でき、高効率かつ精確に室内に対し360度無死角で消毒を行うことができる。さらに、人間の自由な移動をシミュレーションする能力を備えており、人に代わって感染の深刻なエリアに入り、消毒作業員が消毒の過程でウイルスに感染する可能性を減らすことができる。>>

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