2月5日に第1陣の患者を収容して以来、武漢に複数設けられている「方艙医院(臨時医療施設)」では新型コロナウイルス感染による肺炎患者のうち軽症患者を1万2千人以上収容・治療してきた。8日午後の時点で、武漢ではすでに臨時医療施設11ヶ所が休止状態に入り、残った施設で治療を受けている患者は累計100人余りとなった。人民日報が伝えた。
8日午後1時30分、臨時医療施設の一つである「武漢体育センター方艙医院」は最後となる13人の患者を送り出し、正式に休止状態に入った。この臨時医療施設では、計1千床の病床が設置され、医療従事者及び各種後方支援保障スタッフ1千人以上が投じられた。2月12日午後4時に正式に患者の収容を始めてから、3月8日に休止状態に入るまで、累計1056人を収容治療し、治癒退院者は875人、転院者は181人となっていた。
休止後、これまでこの臨時医療施設に投じられていた国家(貴州)緊急医学救援チーム、安徽省の湖北省援助医療チーム第3陣、江蘇省人民病院応急救援チーム、江蘇省の湖北省救援医療チーム省チーム第5陣、中国疾病予防管理センター移動検査実験室、安徽省放射線検査チーム第8陣、国家心理医療チーム、漢南区人民病院などの医療従事者は今後も現地で待機し、救援物資と設備はそのまま封鎖保管される。
同日午後、同じく武漢開発区にある臨時医療施設の「沌口方艙医院」も、全快患者48人が退院者を隔離して経過観察を行う施設へ移り、正式に休止状態に入った。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年3月9日