「ムーラン」、「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」の公開が延期 映画業界に大打撃 (2)

人民網日本語版 2020年03月17日10:52

イタリアの感染拡大は非常に深刻で、現時点で感染者数がすでに2万人を超えている。感染拡大を食い止めるべく、イタリアは映画館850館を閉鎖し、公共活動も中止となっている。俳優・トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル」7作目の撮影も大きな影響を受け、イタリアのヴェネチアで3週間行われる予定だったロケが中止となった。

日本でも、「ソニック・ザ・ムービー」、「ドクター・ドリトル」、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」、「2分の1の魔法」、「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」など、多くの映画の公開が延期された。

感染拡大の影響を受け、韓国では先週末の映画興行収入はどん底にまで落ち込み、俳優のヒョンビンが主演の「交渉」、女優パク・シネが主演の映画「コール」、モノクロ版「パラサイト 半地下の家族」など、多くの映画が公開延期、撮影中止を発表している。

ある海外メディアは、興行収入が落ち込み、製作の進行にも影響が出ているため、新型コロナウイルス感染拡大による世界の映画業界の損失は少なくとも50億ドル(1ドルは約107.5円)に達すると試算している。米国を含む他の市場の動員数も大幅減となれば、その金額はさらに大きくなる可能性がある。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年3月17日

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