中国の渤海油田で再び大型油田発見 埋蔵量が多く性質がよい

人民網日本語版 2020年03月19日13:31

中国海洋石油集団有限公司(中国海油)は18日、中国最大の海上油田・渤海油田の油ガス調査に再び大発見があったと発表した。渤海莱州湾北部の「墾利6-1-3井」で厚さ約20メートルの原油層が見つかった。単井原油年間生産量は40万バレル以上に達する見通しだ。これは莱州湾北部地域で初の大型油田だ。科技日報が伝えた。

中国海油によると、莱州湾北部地域は70年代末から40年以上にわたり調査を続けてきたが、予期した結果は得られなかった。見つかった埋蔵量は規模が小さく、分布が分散しており、効果的な生産能力を構築できなかった。

中国海油は昨年、埋蔵量・生産量拡大の「7カ年行動計画」を開始した。型破りな理論・技術により各海域で持続的に中・大型油ガス田を探し、国内の海域で10数カ所の新たな発見があった。科学研究者は調査のアプローチを何度も革新し、最終的に莱州湾北部の油ガス埋蔵の蓄積の法則と探査の方向を把握した。墾利6-1油田の埋蔵量が多く、原油の性質がよく、生産能力が大きいことが証明された。墾利6-1-3井で厚さ約20メートルの原油層が見つかり、1596メートルまでの掘削を行った。同発見は同地域の40数年にわたる商業油ガス発見ゼロの局面を打破しただけでなく、さらに渤海南部地域における探査の高い将来性を示した。渤海油田の持続的かつグリーンな10年間の安定生産、生産量4000万トンの目標達成に向け確かな基礎を固めた。

中国海油は「同発見を踏まえた上で、引き続き『渤中19-6』試験区及び中国初の独自な深海油田「流花16-2」など8つの新規プロジェクトの順調な稼働開始を推進し、より複雑な油ガス層、より深い海域でより多くの新たな進展を実現する」とした。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年3月19日

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