北京で豪籍の華人女性が隔離期間中にマスク着用せず外出し、勤務先から解雇

人民網日本語版 2020年03月18日13:47

オーストラリアから北京に戻ったある女性が今月16日、マスクを着用せずに外出したため、コミュニティ内の人々とトラブルになったことをあるネットユーザーが投稿し、人々の注目を集めている。この女性が勤務していた製薬会社バイエル(中国)は17日夜、この女性を解雇したことを明らかにした。人民網が報じた。

16日、ネット上で、現在北京朝陽区に住むオーストラリア籍の華人女性が、新型コロナウイルス感染拡大防止のための指示に従わず、隔離観察期間中であるにもかかわらず、マスクを着用せずに外出しているという情報が広がった。そのコニュニティーの職員が注意、警告した際にも、女性は全く聞き入れないばかりか、逆に「助けて」と大声で叫んでいたという。その後、女性が団地内でジョギングをする様子を捉えた動画もネット上に流れ、ネットユーザーからの批判の声がさらに高まりを見せただけでなく、その女性がバイエル(中国)の従業員であることも、その女性を知る人物から明らかにされた。

17日夜、バイエル(中国)はこの件に関し、「会社の所在国の法律・法規を一貫して順守し、中国政府や国民の新型コロナウイルス感染拡大を食い止めるための行動をしっかりと支持しなければならない。ネット上に流れている動画について、直ちに事実確認を行った。調査の結果、女性は当社の従業員であることが確認された。今回のトラブルをめぐり、当社は関連の規定に基づき、この従業員を解雇した。同決定は即刻有効となる」とのコメントを出した。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年3月18日

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