浙江省の輸入症例防止策 帰国者情報を把握、外国人にも健康管理コード発行

人民網日本語版 2020年03月18日13:40

浙江省は海外からの輸入症例防止を新型コロナウイルス感染による肺炎予防・抑制の最重要任務としている。3月15日の時点で、浙江省ではすでに23日連続で新たな感染者がゼロとなっているが、全省で海外からの輸入症例が14人確認され、予防・抑制情勢は依然として厳しいものとなっている。省政府の陳広勝副秘書長が16日、説明したところによると、入国して浙江省に来る人に対する情報収集・検討判断を強化するため、浙江省はサービスを提供するタイミングを前倒しし、外国居住同胞帰国健康情報事前申告プラットフォームを通じて事前に外国居住同胞の帰国の意思を把握し、それと歩調を合わせて連絡先メカニズムを実行し、追跡サービスを行って、入国者に対し「事前に入国情報を知り、搭乗・到着情報を知る」体制を整えている。5日にリリースされて以来、同プラットフォームではすでに2万5千人が申告を行い、全省で情報のワンストップ方式の共有メカニズムが出来上がっている。このほか、外国に居留する同胞のために24時間対応の問い合わせ用ホットラインを開設し、海外公共サービスプラットフォームを立ち上げ、省内の予防・抑制のためにも前段階の情報源を提供している。

同時に、浙江省は最初の入国地責任制を強化しており、特に空港のイミグレーションでは、国際線フライトのリスク等級に基づいて、分類ごとに入国者に対する衛生検疫作業を実施している。感染状況が深刻な国・地域から入国し、発熱か気道の症状がある人、濃厚接触者に対してはPCR検査を行い、ビッグデータのスクリーニング検査を組み合わせて、早期発見、早期隔離、早期治療を確実に行うようにしている。

健康コードは浙江省が分類ごとにターゲットを絞った管理を行う上で便利なツールとなっているが、浙江省に戻った華人・華僑、留学生及びその他外国籍者の実際状況に合わせて、健康コードの国際版を打ち出した。16日正午現在で、全省で累計7209万2千枚の健康コードを発行しているが、そのうち3万1千枚が国際コードだった。海外からの輸入症例防止の新たな要求に基づき、精密スマート抑制指数も引き続き改善されている。国際版は国内版と適切に区分されており、オレンジ色・黄色・緑色の3色で分類される。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年3月18日

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