高速度運行する高速鉄道(資料写真、撮影・陳冠言)。
広西壮(チワン)族自治区交通運輸庁はこのほど、同自治区のインフラの弱みを補う「『交通網』3年建設整備計画(2020-2022)」(以下、「計画」)を発表した。中国新聞網が報じた。
計画では、3年以内に、桂林の都市インフラ建設に668億元(1元は約15.4円)を投じ、南寧から桂林を通過して、湖南省・衡陽までつなぐ高速鉄道の建設などのプロジェクトを主に実施するとしている。
南寧から桂林を通過して、衡陽までつなぐ高速鉄道は、旅客専用線で、上下線を建設する。設計時速は350キロで、総距離は665キロ。総投資額1146億元を計画しており、そのうち、広西チワン族自治区の区間は492キロで、投資額は821億元。2022年12月に着工し、2027年12月の完成を目指す。
湖南省と江西省の計画では、南寧から桂林を通過して、衡陽までつなぐ高速鉄道プロジェクトの全長は約692キロで、総投資額は約1264億元。完成すると、桂林ひいては広西から北上する鉄道の中で最も速い鉄道となり、そして衡陽からは短期間で北京と広州を繋ぐ京広高速鉄道につなげることができるため、京広高速鉄道を通じて直接北上できるようになると同時に、上沙鉄道ターミナルを通じて、上海と昆明を繋ぐ滬昆高速鉄道とつながり、長江デルタに向かうこともできるようになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年3月19日