チャン・イーモウ監督が新作映画「堅如磐石」で10年ぶりに周冬雨が主演に

人民網日本語版 2020年06月10日09:41

張芸謀(チャン・イーモウ)監督の新作クライムサスペンス映画「堅如磐石(Under the Light)」の初予告動画がこのほど公開された。同作品は、リアリズムに回帰した張監督の力作で、雷佳音(レイ・ジアイン)、張国立(ジャン・グオリー)、周冬雨(チョウ・ドンユイ)、于和偉(ユー・ハーウェイ)が主演を務めているほか、孫芸洲(スン・イージョウ)、李乃文(リー・ナイウェン)、許亜軍(シュー・ヤージュン)、田雨(ティエン・ユー)、何政軍(ホー・ジョンジュン)、王迅(ワン・シュン)らも友情出演している。北京青年網が報じた。

周冬雨は、2010年の「サンザシの樹の下で(原題:山楂樹之恋)」以来、約10年ぶりの張芸謀監督作品での主演となった。これにより周冬雨は、鞏俐(コン・リー)、章子怡(チャン・ツィイー)に続いて、再び「謀女郎」(張芸謀監督作品の主演女優)になった3人目の女優となった。同作品で、周冬雨はこれまでの少女のようなイメージを一掃し、凄腕の女性警官を演じ、拳銃を手に、悪党たちに恐れることなく毅然と立ち向かっている。

張監督は最近、取材に対して、「都市、現代、冷厳のスタイルにチャレンジするのはこれが初めて」と話していたが、予告動画もその描写がひしひしと伝わる内容となっている。同作品では、現代感あふれる撮影スタイルが、伝統的な天円地方(天は円く、地は方形であるという古代中国の宇宙観)、中正端平の古典主義構図に取って代わり、都市化された美しいネオンが、これまでのダーク、またはライトな伝統的な色彩体系に取って代わり、全ての映像がストーリーを下支えしている。ダーティーな作風で知られる張監督は、警察とギャングの戦いを描くこの商業大作の製作に当たり、そのリストを見ただけでチケットを買いたくなるような、超豪華なキャスティングを実現した。70代の張監督にとっては、また大きなブレイクスルーとなり、未曾有のサプライズをファンに届けてくれるだろう。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年6月10日

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