中国国際コミックス&ゲームエキスポ(CCG EXPO)組織委員会は今月8日、オンライン会見を開催し、第16回CCG EXPO 2020が7月16日から20日まで、上海世博展覧館で開催されることを発表した。
2005年に、地域のファンがオフラインで集まるイベントとして始まったCCG EXPOは、少しずつ、中国のアニメ・ゲーム文化がグローバル化、プロフェッショナル化されるプラットホームへと成長してきた。現在、CCG EXPOは、中国のアニメ・ゲーム産業のマップにおいて一際輝く存在となっているだけでなく、上海文化、上海「スマート製造」の代名詞的存在となっている。
今回のCCGでも、高い品質、基準、要求が採用され、中国国内外のアニメ・ゲームの一流ブランドが参戦する。例えば、バンダイや盛趣、天聞角川、騰訊視頻、愛奇芸、玄机、ホットトイズ、コトブキヤなどが、今年の目玉となる作品を携えて出展する。また、「花YOUNG年華」CCG舞踊コンテスト、第12回「生如夏花コスプレ全国エリートコンテスト」、「夏楽未央」群音会2020、第2回CCG×GSCフィギュア原型コンテストなど、若者に大人気のイベントが開催され、活気あふれる「Z世代」(1990年代後半から2000年生まれの世代)がCCG EXPOを盛り上げる。
現在、中国産漫画が台頭し、「国風(中国風)」が流行し、中国の伝統要素が盛り込まれた「国潮」グッズがトレンドとなるなど、若者の心の中で、中国の文化に対する自信が芽生え、根付いているのを背景に、「国」シリーズが今年のCCG EXPOの「メインディッシュ」になりそうだ。騰訊視頻や愛奇芸、玄机などのプラットホームにおける中国産漫画作品の人気に期待が高まっている。
いかに、アニメを通して上海の老舗ブランドの「鮮度」を保ち、ブラインドボックス(「盲盒(blind box)」)に上海の味、上海の街並みを詰め込んで持って帰ってもらい、深みある上海の文化の特徴を備えながらも、消費者にとって手軽な「上海のお土産」を作ればよいのだろう?今年新設されるブース「上海のお土産——アニメパワーデザインチャンピョンシップ」がCCG EXPOの目玉となる。
その他、CCG EXPO組織委員会が実施した「新型コロナウイルスとの闘い」をテーマにした、絵画やアニメ、フィギュアなどを募集するキャンペーンで、入選した優秀作品の展示にも期待が高まっている。このキャンペーンでは2月から作品の募集が始まって以降、騰訊視頻、半次元、新浪微博、点晴、天聞角川などのプラットホーム、企業などが積極的にサポートし、応募作品は3千件以上に達した。また、各SNSにおける関連の話題の閲覧数は累計で1000万回を突破した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月10日