今月19日、北京市政府の陳■副秘書長(■はくさかんむりに倍)は20日0時から、北京市は公衆衛生上の緊急時対応レベルを2級から3級に引き下げると発表した。景勝地など、室内外施設の営業が入場者数を制限しながら段階的に再開される。旅行サイト・去▲児網(▲は口へんに那)の統計によると、それに伴い、北京を離発着する飛行機のチケットの検索数が急増し、発表の1時間前と比べて7倍となった。中国民航網が報じた。
北京の緊急時対応レベルが引き下げられたあと、北京から他の地域に向かう飛行機チケットの検索数増加状況。
発表に伴い、北京から他の地域に向かう飛行機チケットの予約数が大幅に増加した。去▲児網のプラットホームでは、北京-上海便の予約数の増加幅が最高となっており、以下、北京-三亜、北京-成都と続いている。
北京の緊急時対応レベルが引き下げられたあと、北京から他の地域に向かう飛行機チケットの予約数増加幅トップ10
中国国家統計局が今月16日に発表した上半期の国民経済運営データによると、第2四半期(4‐6月)、国内総生産(GDP)はプラスに転じ、3.2%の成長を実現した。航空運送事業は、経済のバロメーターとされ、今月15日、中国全土の民間航空機を利用した旅客は127万人と、昨年同期で7割にまで回復した。
去▲児網のビッグデータ研究院は、直近5年の毎月の空港利用者数、航空便の輸送能力、手配状況、ユーザーの検索数など多元データに基づくアルゴリズムモデルを構築し、下半期の航空便利用者は延べ2億5000万人に達すると予測している。また、民用航空局が以前発表した統計と合わせると、上半期に中国国内の民間航空機利用者数は延べ1億5000万人だった。同研究院の蘭翔院長は、「今年は通年で、中国国内の民間航空機利用者は延べ4億人に達する」と予測している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月21日