国家航天局のウェブサイトが29日に発表した情報によると、中国の嫦娥7号任務は月の南極の着陸と巡回探査を計画している。科技日報が伝えた。
国家航天局、教育部(省)、科学技術部(省)、中国科学院、共青団中央委員会、中国科学技術協会、国家自然科学基金委員会はこのほど共同で「嫦娥7号及び小惑星探査科学普及試験ペイロードクリエイティブ設計募集活動の展開に関する通知」を通達した。同通知は29日に国家航天局のウェブサイトで発表された。
同通知によると、月探査プロジェクトは2004年に始動してから、一連の重大な国際的影響力を持つ革新的成果を上げた。現在は月探査プロジェクト4期の嫦娥7号任務と、惑星探査重大プロジェクト小惑星探査任務を開始・実施している。嫦娥7号任務は月の南極の着陸と巡回探査を計画している。小惑星探査任務は、地球から近い小惑星「2016HO3」の周回探査を行い、サンプルを採取し帰還すると同時にメインベルト彗星「133P」の周回探査を行う。
中国航天科技集団によると、中国の月探査プロジェクトが始動してから、同集団が開発した嫦娥シリーズ探査機、長征3号甲シリーズキャリアロケットがタッグを組んで打ち上げられ、5回の打ち上げがすべて成功した。中国初の月周回探査、初の地球外天体軟着陸及び巡回探査、初のラグランジュ点(L2点)の周回探査、人類の宇宙機としては初の小惑星「トータティス」の高精度近距離飛行探査、人類の宇宙機としては初の月の裏側の軟着陸及び巡回探査といった、一連の重大プロジェクト及び科学任務目標を順調に行ってきた。
計画によると、中国は年内に長征5号キャリアロケットを使い嫦娥5号探査機を打ち上げ、月のサンプルを採取し帰還する任務を実施する。国家航天局の呉艶華副局長は国務院新聞弁公室の記者会見で、今後の任務について、国家航天局は▽嫦娥6号が月の南極でサンプルを採取し帰還する(月の裏側か表側かについては、嫦娥5号のサンプル採取状況によって決まる)▽嫦娥7号が月の南極で、月の地形、物質の成分、空間環境について総合的に探査する▽嫦娥8号が引き続き科学探査試験を継続する以外に、一部のキーテクノロジーの月面試験を行う…という3つの任務を実施する方針をほぼ固めたと説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年7月31日
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