碧桂園が北大荒と共同で構築した自動化農場プロジェクトが11日、黒竜江省の建三江七星農場で農機自動運転作業の現場デモンストレーションを行った。数十台の自動運転農機が農地で「特技」を競った。現場では農作物自動化収穫から食糧輸送相互協力のプロセス全体、及び水田の畦づくり、田打ち、田植えなど20種の自動化作業が披露され、人々の視野が大いに広がった。人民網が伝えた。
自動化農場は人を農場に入れず、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、人工知能(AI)、5G、ロボットなどを使う次世代情報技術だ。施設・設備・機械などの遠隔操作、全プロセスにわたる自動制御またはロボットの自主制御を通じ、農場のすべての生産作業の自動化生産作業スタイルを行う。その中核となるのは、自動化作業、スマート設備、農業栽培・養殖対象、クラウド管理・制御プラットフォームが、情報がリアルタイムでつながる実体ネットワークを形成する必要があることだ。
七星農場の片側に位置する農業IoT・ビッグデータセンターと自動化農場プロジェクト農機管理クラウドプラットフォームは、自動化農場プロジェクトの「脳中枢」とも呼べる。計30台のモニターからなる巨大電子ディスプレイは各種設備・センサー・カメラが収集・アップロードした農地の土壌、農業気象、気温・湿度などの情報を表示できると同時に、実際の状況を完全にデモンストレーションできる。すべての農機・設備の作業状態、作業データ、衛星測位、作業軌跡などの情報がリアルタイムでディスプレイに表示される。スタッフはセンターの事務室に座るだけで、自動化農機・設備の異なるエリアにおける自主生産作業を遠隔モニタリングできる。
プロジェクトの実施から1年近くにわたり、国内外の農機メーカー17社の農機・設備39台が相次いで農作業試験モデルに参加した。トウモロコシ、大豆、稲という3大農作物の単独自動運転農作業の「耕し、植え、管理、収穫、輸送」という5段階の20以上の作業の試験モデル任務を完了した。秋季の作業終了までに、通年の累計農作業面積が1067ヘクタールにのぼる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年10月14日