雲南省で移動中のゾウの群れが南西に方向転換

離脱したゾウとの距離は12キロ差に

人民網日本語版 2021年06月10日13:51

雲南省でアジアゾウの群れが北に向かって移動を続け、世間の注目を集めているが、今月9日午後5時の時点では、南西に3.7キロ移動し、玉渓市易門県十街郷で「滞在」を続けている。

また、群れを離れて4日目になるオスのゾウ1頭は、8日午後6時半の時点で、昆明市安寧市に入り、八街街道の南西にある密林におり、群れからは約12キロ離れた地点となっている。現時点で、死傷者もなく、ゾウも無事移動を続けている。

(群れを離れる前のオスのゾウ)

(群れを離れた後のオスのゾウ)

現場指揮部は同日、緊急対策のための人員や警察延べ1297人を動員したほか、ダンプカーや緊急車両329台、ドローン11機を投入。さらに、住民3174世帯1万1071人を避難させたほか、ゾウにエサを2.1トン与え、周辺住民やゾウの安全確保に努めている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年6月10日

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