雲南省でアジアゾウの群れが北に向かって移動を続け、世間の注目を集めているが、今月9日午後5時の時点では、南西に3.7キロ移動し、玉渓市易門県十街郷で「滞在」を続けている。
また、群れを離れて4日目になるオスのゾウ1頭は、8日午後6時半の時点で、昆明市安寧市に入り、八街街道の南西にある密林におり、群れからは約12キロ離れた地点となっている。現時点で、死傷者もなく、ゾウも無事移動を続けている。
(群れを離れる前のオスのゾウ)
(群れを離れた後のオスのゾウ)
現場指揮部は同日、緊急対策のための人員や警察延べ1297人を動員したほか、ダンプカーや緊急車両329台、ドローン11機を投入。さらに、住民3174世帯1万1071人を避難させたほか、ゾウにエサを2.1トン与え、周辺住民やゾウの安全確保に努めている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月10日