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白鶴灘水力発電所、発電機第1弾が発電開始

人民網日本語版 2021年06月28日14:49
白鶴灘水力発電所、発電機第1弾が発電開始

金沙江白鶴灘水力発電所の発電機第1弾が28日午前9時36分、正式に稼働・発電を開始した。左岸1号機、右岸14号機の100万kWタービン2基が高速回転し、金沙江の途切れることがない水エネルギー資源が電気エネルギーに変換され、江蘇省と浙江省に送電されている。

金沙江下流に設置された4つのカスケード式水力発電所である烏東徳、白鶴灘、渓洛渡、向家壩のうち2段目に位置する白鶴灘水力発電所は、四川省寧南県と雲南省巧家県の境界に位置する。西部の電力を東部に送る「西電東送」(西部地域で発電した電気を東部地域に送電)実施の国家重要プロジェクトであり、長江流域の洪水対策体制の重要な構成部分でもある。開発任務は発電を中心とし、洪水対策、治山、水上輸送、地方経済・社会の発展の促進といった総合的効果を兼ね備える。

白鶴灘水力発電所の発電機第1弾の稼働・発電開始に伴い、金沙江下流の4ヶ所の巨大な水力発電所(烏東徳、白鶴灘、渓洛渡、向家壩)の稼働開始が実現間近となっている。4ヶ所の発電所の設備容量は計4646万kWで、三峡プロジェクト2つ分の規模に相当する。世界最大のクリーンエネルギー回廊がほぼ完成した。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年6月28日

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