宇宙船「神舟12号」の打ち上げ任務の生中継で、北京航天飛行制御センターで働く一人の青年が注目を集めている。はきはきと指示を出す声とそのハンサムな面持ちに、見ていたたくさんの人から「かっこよすぎ!」といったコメントが次々に寄せられた。
このイケメンディスパッチャーは1994年生まれの高健さんで、これまでに月探査機「嫦娥4号」、キャリアロケット「長征5号B」など数々の打ち上げに関わってきた。今回の「神舟12号」の任務では、初めて北京における制御班のチーフディスパッチャーを務めた。
右が高健さん
高さんは自分がネットで話題になっていると知ると、「ネットユーザーのみなさんが注目してくれることに感謝している」とし、「制御の時の声は落ち着いているように聞こえるが、実は心の中はこれ以上ないほどドキドキしていた」と明かした。
ドキドキしていたのは、幸運にも今回の国を挙げての重大な任務に参加できたからであり、落ち着いていたのは、先輩の指導と力強いチームのサポートがそのバックにあり、宇宙飛行に携わるすべての人の努力があったからだとした。(編集KS)
「嫦娥5号」の任務成功後、記念撮影を行った北京航天飛行制御センターの一部の科学技術者たち。
「人民網日本語版」2021年6月28日