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ネイチャー誌「宇宙ステーション天宮が科学者の楽園に」

人民網日本語版 2021年07月30日13:29

中国の宇宙ステーションの完成はおそらく2022年を待たなければならないが、世界各地ですでに複数の実験が首を長くして待っている。英誌「ネイチャー」のウェブサイトは23日付の記事で、「天宮」は科学者の「楽園」になるとした。科技日報が伝えた。

国際宇宙ステーション(ISS)は今年4月まで、軌道上の唯一の宇宙実験室だった。天文学の研究と地球観測に従事する多くの研究者にとって、「天宮」はISSの不足を補うことができる。微小重力と宇宙放射線がいかに細菌の成長と流体の混合などの現象に影響を与えるかに関する研究もそうだ。

中国の科学者は「ネイチャー」に対して、「中国有人宇宙事業弁公室(CMSA)がすでに1000件余りの実験を基本的に許可しており、うち一部がすでに打ち上げられた」と述べた。

アメリカ航空宇宙局(NASA)の人類探査・操作部門の首席科学者であるジュリー・ロビンソン氏は、「どの国が宇宙ステーションを建設・管理するにせよ、科学実験の宇宙進出の機会を増やすことは、世界の科学の発展にとって有益だ」と述べた。

ポーランド・ワルシャワ国立原子力研究センターの天体物理学者アニエシュカ・ポアロ氏は、「我々はより多くの宇宙ステーションが必要だ。1つだけでは絶対に足りない」と補足した。

「ネイチャー」のウェブサイトは記事の中で、「『天宮』で予定されている大多数の実験は中国の研究者と関連するものだが、中国は宇宙ステーション『天宮』は米国を含むすべての国に開放されると表明した」と指摘した。

ノルウェー・オスロ大学の医学研究者であるトリシア・ラローズ氏は、「中国の宇宙ステーションは真新しい施設を提供しているうえ、中国は宇宙で過去に試みられていなかった実験の宇宙進出も奨励している」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年7月30日

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