8月4日午前5時37分、湖北省と武漢市エリアの企業が製造した自動車部品、電子製品、日用雑貨、防疫物資などを満載した50両編成の国際定期貨物列車「中欧班列」の武漢路線X8015号が、中国鉄路武漢局集団公司漢西車両基地の呉家山駅を出発した。漢丹鉄道(武漢-丹江口)と焦柳鉄道(焦作-柳州)を経由し、阿拉山口の通関地から出国して、ドイツ・デュイスブルクに向かった。中国新聞網が伝えた。
呉家山駅の貨物責任者の郭佩さんの説明によると、この列車は今年同駅を出発した100本目の「中欧班列」だ。データを見ると、7月末までに「中欧班列」武漢路線は累計195本が運行され、輸送した貨物は1万8100TEU(20フィート標準コンテナ換算)に上り、往路の運行本数は98本、復路は97本となっている。輸出のコンテナは前年同期比65.54%増加し、輸入のコンテナは同64.03%増加した。輸出貨物のうち地元武漢の貨物が8割前後を占め、今年1-7月にドイツ、オーストリア、ポーランド、スペイン、チェコなどの欧州諸国へサージカルマスク、防護服、人工呼吸器、手術着などの防疫物資を累計3086トンあまり運んだ。復路のコンテナ利用率は引き続き100%を維持し、このうちロシアからの木材が20%を占めた。生産のための原材料と粗加工製品が大量に導入されることにより、中国の家具、繊維、アパレル関連企業は「一帯一路」(the Belt and Road)がもたらした巨大なボーナスの恩恵を受けている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月5日