中国国務院共同対策メカニズムが4月28日午後に開いた記者会見で、国家衛生健康委員会疾病予防管理局の呉良有副局長は、中国全土31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団から今年4月に報告された新型コロナウイルス感染症の国内症例が累計で55万3251人に達し、西蔵(チベット)自治区を除く全ての省で感染者が確認されたことを明らかにした。
国内症例が発生している都市の数は3月に比べるとやや減少しているものの、依然として高止まりしている。中国では現在、大規模感染やクラスター感染の散発が同時に発生している。大規模感染は上海市と吉林省がメインで、両地から報告されている感染者数が中国全土の95%以上を占めている。中国は今、感染者が発生する地域、感染源、感染経路が多いという複雑な局面を迎えている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月29日