西安交通大学第二附属病院が24日に明らかにしたところによると、同病院の李宗芳教授のチームは炭水化物のうつ病への影響を発見・解明した。これに関連する科学研究成果はこのほど、「Nature Human Behaviour」にオンライン掲載された。科技日報が伝えた。
西安交通大学の科学研究チームが40数万人の遺伝情報を利用し、飲食による炭水化物の摂取のうつ病への影響を探究したところ、日常的な飲食における炭水化物の摂取を増やすことでうつ病の発症リスクを下げられることが分かった。炭水化物のカロリーに占める割合が16%(約335カロリー)増えると、うつ病のリスクが58%低下し、この保護性には一定の因果関係があるという。
李氏の説明によると、炭水化物の摂取とうつ病の関係については、長期的に議論されてきた。うつ病は最も一般的な精神障害で、その発症要因の解明はうつ病のリスクを下げる上で極めて重要だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年7月26日