専門家の間では、どの時間帯に運動するのがベストであるかをめぐって長年議論が交わされてきた。雑誌「Frontiers in Physiology」に掲載された最新研究結果によると、男女や運動する目的によって、最も効果的な時間帯も異なるという。北京日報が報じた。
米スキッドモア・カレッジは、運動する時間帯が運動の効果に影響があるのか、特に男女でどのような違いがあるかを調べるため、女性27人、男性20名の被験者に12週間の実験を行った。
すると、男性は夜間に運動をするのがベストであるのに対して、女性は運動をする目的によってベストの時間帯が異なるという、興味深い結果が出たという。
実験期間中、どの時間帯に運動したとしても、全ての参加者の健康状態が改善した。しかし、改善の程度は時間帯や男女で違いがあった。
研究に関わった博士は、「女性は朝に運動すると、腹部の脂肪が減り、血圧も下がり、夜に運動すると、上半身の筋力、瞬発力、持久力がアップするほか、メンタル、満腹感が改善する。一方、男性は、朝よりも夜に運動したほうが、血圧や心臓病リスク、疲労感の低下の効果が高く、燃焼する脂肪も多い」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年7月28日