黒竜江省は中国の古い産業拠点、農業大省、国際経済・貿易の要衝だ。デジタル経済の時代が訪れる中、黒竜江省はデジタル経済計画を打ち出し、5Gのリード・牽引的役割を十分に発揮し、デジタル経済の質の高い発展を推進することを明らかにした。今やますます多くの5G応用が実施され、各業界のデジタル化モデル転換及び高度化が急成長し始めている。
5Gが畑に進出、デジタル農業の新ビジョンを描く
北大荒集団閆家崗農場は中国聯通の5Gネットワークに基づき構築されたデジタル農場モデルプロジェクトだ。稲田ではスマート灌漑設備が灌漑モードを自動的に調節している。空ではドローンが植物保護作業を正確に行っている。近くではスマート化大型農機が準備を整え出発を待っている。

北大荒集団閆家崗デジタル農場モデルプロジェクト。撮影・韓婷澎
北大荒集団は現在5つの農場でデジタル化実証実験を行っており、約1533ヘクタールの耕地をカバーしている。5G技術により省エネ・コスト削減・効果拡大を行い、無人化・正確化作業により土地利用率を0.5−1%高め、生産量を5−10%増やし、1ムー(約6.7アール)当たりの収益を200−300元(1元は約19.7円)増やしている。
ビッグデータが工場に進出、工業製造にスマートな「ブレーン」を設置
中国移動、中興通訊(ZTE)、哈電集団は2020年9月に戦略的協力協定に署名した。3社は黒竜江省内で初の5Gスマートトレーニング拠点「精益道場」プロジェクトを共同で構築した。
同プロジェクトは先進的な5G技術を融合した。中には、物流輸送システム、視覚検査システム、ロボットカッティングなどの設備と情報化システム機能を融合させた製品加工ラインが含まれる。製品試作品加工の全過程の公開展示を実現し、哈電集団の「スマート工場」建設を推進している。

世界5G会議2022のZTE展示エリアで、工業、農業、医療などのシーンに向けた複数のモデルプロジェクトが展示された。撮影・張哲鑫
計算力の基礎固め、5Gの「大動脈」の流れをスムーズに
5Gが各業界にエンパワーメントできるのは、5Gの「大動脈」のスムーズな流れにより、計算力の基礎が絶えず強化されているためだ。
中国移動哈爾浜(ハルビン)データセンターパークは、中国移動の東北地域における中心ノードであると同時に、中国移動の9億5000万人のユーザーのビッグデータ資源プールと全国ビッグデータ防疫プラットフォームの担い手でもある。

世界5G会議2022中国移動黒竜江省公司哈爾浜データセンター展示ホール内の5Gネットワークロボットアーム。撮影・韓婷澎
中国移動黒竜江公司哈爾浜データセンターのゼネラルマネージャーの池海清氏によると、哈爾浜データセンターは現在、黒竜江の省級政務クラウドプロジェクトを請け負っており、すでに30以上の庁・委員会・弁公室・局にクラウドサービスを提供している。百度、阿里巴巴(アリババ)、騰訊(テンセント)、字節跳動(バイトダンス)、京東など120以上の業界ユーザーがIDC業務を利用している。
「人民網日本語版」2022年8月12日
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