アリババグループ(阿里巴巴)のクラウド事業であるアリババクラウド(阿里雲)は8月30日、総建設規模が12EFLOPS(浮動小数点演算を1秒間に1200京回)の張北スーパースマート計算センターを稼働させ、グーグルの9EFLOPSとテスラの1.8EFLOPSを抜き、世界最大のスマート計算センターになったと発表した。
同センターは飛天スマート計算プラットフォームのサポートを受け建設されたもので、先進的な技術アーキテクチャにより、計算力資源の利用率を従来のアーキテクチャの40%から90%に高め、計算力の資源利用率を3倍以上、AI(人工知能)トレーニング効率を11倍、推理効率を6倍引き上げた。
アリババクラウドは同時に、飛天スマート計算プラットフォームを正式に対外開放した。公共クラウドと専用クラウドのモードにより各種企業・機関にサービスを提供する。そして烏蘭察布(ウランチャブ)にあるスマート計算センターを同時に稼働させた。建設規模は3EFLOPS(浮動小数点演算を1秒間に300京回)のAI計算力。
この2つの超大規模のスマート計算センターは現在、AI基盤モデルトレーニング、リモートセンシング、デジタルヒューマン、自動運転、生命科学、新薬研究開発、メタバースなどの先端スマート応用に寄与している。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年8月31日