生活サービスプラットフォームの「58同城」がこのほど発表した「一線都市におけるZ世代の就業調査」は、業界、ポジション、賃金などの視点から、北京市で働くZ世代の様子を全面的に描き出したものだ。
58同城がまとめた統計データによると、「95後(1995年から1999年生まれ)」の大半は大学を卒業してから社会人になったため、北京で働くZ世代は「95後」の割合が高く88.2%に達する一方、「00後(2000年代生まれ)」は11.8%にとどまる。働く人の学歴を見ると、学部卒業生が中心で79.4%を占める。
北京のインターネット産業はさまざまな分野で花開き、大企業が林立し、ネット原住民とされるZ世代が最初に実習をする場所になることが多いため、情報技術(IT)・通信・電子・インターネットに就職する「95後」と「00後」の割合が最も高く、合わせて25.5%に達した。次に多いのは不動産・建設で16.7%だった。自動車・生産・加工・製造、貿易・卸売・小売・リース・日用消費財・耐久消費財、ビジネスサービス、金融、文化・メディア・娯楽・スポーツ、エネルギー・鉱産・環境保護、交通・輸送・物流・倉庫貯蔵、政府機関・非営利機関なども人気が高い。
また調査によると、北京のZ世代では「貯金があり借金はない」人の割合が最高で45%に達した。ただ、「95後」は恋愛から結婚に至る人が多い一方、「00後」は独身で恋愛は恋愛にとどまるという人が中心で、そのため「95後」は生活費が相対的に多くなり、貯金の額は3万-5万元(1元は約20.1円)の割合が27.3%で最も高く、「00後」は貯金額が5千-1万元と5万-10万元の割合がいずれも28.6%で最も高かった。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年8月29日