陝西省安康市の農村に住む黄保明さん(65)の家の庭に入ると、ツリーハウスやキノコの形をした小屋、さらにプールなどがあり、まるで「童話の世界」に入り込んだような気分になる。なんとそれらは手先が非常に器用な黄さんの手作りだ。中央テレビニュースが報じた。
黄さんは元々石工職人で、7歳から2歳までの孫が3人いる。ある日、テレビでアニメを見ていた孫たちが、ツリーハウスを見て気に入り、黄さんはそれを「作ってあげる」と約束したという。
そこで、黄さんは息子2人のほか、応援も呼び、約2週間かけてツリーハウスを作り上げた。「木の上での作業はとても難しかった。でも、喜ぶ孫たちを見て、苦労が報われたと感じる」と黄さん。
その後、黄さんはプールも作り、孫3人はそこで泳げるようになったという。
黄さんの子供3人は安康市内に住んでおり、黄さんの家まで車で30分かかるものの、ツリーハウスヤプールができてからは、しょっちゅうみんなで実家に帰り、両親と一緒に時間を過ごすと同時に、子供も楽しく遊べるようになったという。
黄さんは既に冬の準備も始めており、暖房用のボイラーのお湯を利用して循環システムを作り、小さな露天風呂を作る計画だという
多くの人から称賛の声が上がっていることに関して、黄さんは、「おじいちゃんとしてはまあ合格かな」と口元をほころばせる。
子供が楽しく過ごせるように自分ができる限りのことをするというのは、両親や祖父母が純粋に愛を表現する方法の一つ。微笑ましい黄さん一家に「いいね!」を送ろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年8月29日