北京延慶野鴨湖湿地保護区は総面積6873ヘクタールで、毎年多くの渡り鳥がここで羽を休め、繁殖・越冬し、渡り鳥の移動の重要な休憩地だ。
2月2日は27年目の「世界湿地の日」だ。2023年世界湿地の日中国ホームPRイベントで明らかになったところによると、中国の北京延慶野鴨湖、黒竜江大興安嶺九曲十八湾、江蘇淮安白馬湖など18ヶ所は新たに国際的に重要な湿地に追加された。現在の中国の国際的に重要な湿地は計82ヶ所に達し、面積は764万7000ヘクタールで、世界4位となっている。
イベントの現場ではさらに、2022年度の中国の国際的に重要な湿地の生態状況のモニタリング成果が発表された。その結果によると、中国の国際的に重要な湿地の生態状況は全体的に安定を保っている。湿地総面積が前年より拡大し、水質が好転の流れを呈し、水源の補給状況が安定を維持している。生物多様性の豊富さが上がり、2391種の湿地植物が分布している。湿地の保護・修復の効果が顕著で、黒竜江省、湖北省、山東省、海南省などの退化した湿地が効果的に回復した。
ラムサール条約のムソンダ・ムンバ事務局長はイベントに寄せたビデオメッセージの中で、「中国がラムサール条約第14回締約国会議の主催国・議長国としてリーダーシップを発揮したことに感謝する。中国は法律・政策枠組みを絶えず改善し、『湿地保護法』と『全国湿地保護計画(2022−30年)』を実施し、国内の湿地保護・管理を強化している。中国がラムサール条約議長国として、今後3年にわたり世界の湿地保護事業の発展をけん引することに期待する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月3日