天津税関が7日に明らかにしたところによると、天津税関が独自に研究開発した「危険化学品スマート監督管理システム」がこのほど、正式に稼働開始した。同システムは高揮発性危険源の識別を効果的にサポートし、危険化学品の漏洩及び虚偽の報告をスピーディにスクリーニングできる。中国新聞網が伝えた。
同システムは危険化学品「スマート監督管理センター」及び車載「スマート検査プラットフォーム」などの部分からなっている。独自に開発した多重吸入型・プローブ型結合サンプリング装置により、コンテナを開けずにその内部のガスをスピーディに採取することを実現している。これは中国初の危険化学品車載スマート検査プラットフォームでもあり、主要技術指標は世界の先端レベルに達している。
天津税関の現場検査職員によると、以前は結果が出るまで少なくとも48時間かかったが、現在はわずか10分で一次スクリーニング検査の結果が得られる。
同プラットフォームは高感度質量分析法及びマルチモジュールセンサー識別技術を採用しており、現在すでに198種のスペクトルデータバンクを構築しており、3分内にサンプルの分析を行うことができ、感度はppmレベル(100万分の1レベル)にのぼる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月8日