最近、金の価格が過去最高水準に迫っている。金価格の上昇と同時に、複数の国の中央銀行の金購入ニーズも大幅に増加し、中国人民銀行(中央銀行)も6ヶ月連続で金を購入した。ワールド・ゴールド・カウンシルが5日に発表した最新の報告書「世界金需要報告」によると、今年第1四半期(1-3月)には世界の中央銀行の金保有量が228トン増加し、前年同期比176%増となり、同期の金購入量として過去最高を更新した。購入量の上位3位はシンガポール、中国、トルコで、シンガポール金融管理局は68.67トン、中国人民銀行は57.85トン、トルコ中央銀行は30.21トン、それぞれ購入した。
業界関係者の分析によれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き上げへの期待が弱まる中、今年は金投資ニーズが拡大を続ける可能性が高いと見られ、長期的には世界の中央銀行の金購入の流れが続く可能性があるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月10日