习专栏

中国のチョモランマ科学調査隊員13人がチョモランマ登頂に成功

人民網日本語版 2023年05月25日13:42

2023年度チョモランマ科学調査隊の隊員13人が今月23日午後12時半ごろ、世界最高峰の山・チョモランマの登頂に成功した。中国の調査隊は昨年に続いて、標高8000メートル以上のエリアに到達したことになる。

チョモランマ登山ベースキャンプ(5月9日にドローンで撮影・孫非)。

チョモランマ登山ベースキャンプ(5月9日にドローンで撮影・孫非)。

同日午前3時、科学調査隊員は標高8300メートルのアタックキャンプを出発。数時間かけて、標高8830メートルの位置にある世界で最も標高が高い自動気象観測所に到着した。隊員はそれから約1時間かけて、気象観測所の部品交換といった作業を全て急ピッチで完了させた。その後、隊員は標高8848.86メートルの頂上地点まで登り、雪や氷のサンプルを採取した。

チョモランマの標高約8830メートル地点の自動気象観測所のメンテナンスをする科学調査隊員(5月23日、撮影・拉巴)。

チョモランマの標高約8830メートル地点の自動気象観測所のメンテナンスをする科学調査隊員(5月23日、撮影・拉巴)。

中国科学院青蔵(チベット)高原研究所の研究員・趙華標氏は、「自動気象観測所のメンテナンスとアップデートは、極端な環境下におけるバッテリー持続時間を主に考慮していた。標高6500メートル以下の観測所には、全体像を一層掴むことのできる気象観測資料を得るために、降水量観測を増設した。科学研究者が標高が極めて高い場所の気象要素の変化の特徴や氷河、積雪の変化などを研究するうえで、基礎データを提供することができる」と説明する。

チョモランマの頂上で雪や氷のサンプルを採取する科学調査隊員(5月23日、撮影・拉巴)。

チョモランマの頂上で雪や氷のサンプルを採取する科学調査隊員(5月23日、撮影・拉巴)。

今年の科学調査では、ヒマラヤサウルス・チベテンシスの化石を約60年ぶりに発見するという快挙も成し遂げられた。ヒマラヤサウルス・チベテンシスは1960年代に行われた青蔵高原の科学調査で発見され、命名された。これによりチョモランマがその大昔は海の底にあったことが裏付けられた。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年5月25日

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