子供の糞便を原材料とする韓国の薬用酒「トンスル」 (2)
材料を混ぜたものを1週間適度な温度で置き、濾過した後に飲用する
勇敢に「人糞酒」を口にする日本の女性記者
■果敢にも「人糞酒」を口にする日本の女性記者
李昌沫氏によると、この薬用米酒のアルコールはわずか9%で、6歳の子供の糞便が原材料として使われているという。「6歳の子供の大便を選んだのは、臭いがないことと、比較的純粋な味がするから」として、「この酒は鎮痛剤としても使える。一般的に20日間の入院が必要な怪我の場合、この酒を服用すると入院期間が約半分ほどに短縮される」と李昌沫氏。
「糞酒」の製法は発酵水と6歳の子供の糞便を混ぜ、一日置いて発酵させる。2日目に蒸したご飯と酵母を混ぜ、前日に準備しておいた糞と水を混ぜたものを加える。続いて、この材料を混ぜたものを30℃から37℃の室温で1週間置く。その後、ろ過した後に、ようやく飲用できる。
米酒の味には酸味が含まれている。李昌沫氏と女性記者が完成品を飲んでみる。無理やり米酒を飲まされた女性記者は、「飲んでみると味は一般の米酒とあまり変わらないが、息を吐くと、ほのかに糞の臭いがする」と語った。
この神秘的な「人糞酒」について一度も聞いたことがないという韓国人も多いが、一部の韓医学者が何とかこの変わった薬用酒を継承していこうと対策を講じている。李昌沫氏は、「人糞がもし伝統的な薬の処方として継承されなければ、それは非常に残念なこと」と語る。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年8月25日