中国、7連休中に話題の映画14作品が続々封切り (2)
人気西部劇がついに映画に「ローン・レンジャー」
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが配給する「ローン・レンジャー」では、「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉(2008)」で海賊ジャック・スパロウを演じ人気に火が付いたジョニー・デップと「ソーシャル・ネットワーク」(2010)や「白雪姫と鏡の女王」(2012)で人気となったアーミー・ハマーが共演。ジョニー・デップ演じる悪霊ハンターのトントが、自らの悲願を果たすため、アーミー・ハマー演じる白いテンガロンハットと黒いマスクがトレードマークのヒーロー・ローン・レンジャーとコンビを組み巨悪に立ち向かう。
映画「スティーブ・ジョブズ」にiPHONE登場せず
「カリスマ経営者」と呼ばれたアップル社の前CEO(最高経営責任者)スティーブ・ジョブズ氏を描いた伝記・ドラマ映画「スティーブ・ジョブズ」が27日、中国で封切られた。しかし、アップル社を代表するスマートフォン「iPHONE」が誕生するまでのストーリーを期待していたファンにとっては少しがっかりの内容となっている。同作品の制作者は主役のジョブズ氏の優れた長所を盗んではおらず、全体的にモンモンとした雰囲気となっている。また、アップル社が21世紀に入ってからの約10年間に果たした目覚ましい発展が、スティーブ・ジョブズが携帯型デジタル音楽プレイヤー「iPOD」を開発するシーンだけにまとめられ、そこで突然終わっている。
同作品は、俳優アシュトン・カッチャーが演じる若いジョブズ氏が大学を中退するところから始まる。そして、スティーブ・ウォズニアック氏らと共に、アップル社を共同設立したものの、1985年には立ち居振舞いが社内を混乱させたとして、アップルから追放。それでも96年に業績不振に陥っていたアップル社にNeXT社を売却すると同時にアップル社に復帰し、97年には、暫定CEOとなる姿を描いている。しかし、同作品は視野が狭く、同じくヒューマンドラマで一世を風靡し社会現象まで起こした「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)とは比べものにならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月30日