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ドイツ人家族とお隣の優秀な中国人家族を描く新ドラマ=ドイツ

 ドイツの衛星テレビ局で放送予定のコメディドラマ「中国人がやってきた」がこのほどクランクインした。ドイツの週刊誌「Stern」によると、このドラマはあるドイツ人家族と隣に住む中国人家族をめぐる物語を描いたもので、ドイツと中国のカルチャーギャップにフォーカスしているだけでなく、2つの家族の現実的な違いも描いているという。人民網が伝えた。

 中国人家族の父親は、ドイツ人家族の父親の同僚で、出世の道に立ちはだかる手強いライバルでもある。中国人家族の母親は大学教授で、ドイツ人家族の母親はフラワーショップのオーナー。中国人家族の子供達は非常に勉強熱心で、学業優秀だが、ドイツ人家族の子供達は学校では目立たない存在で、中国人の子供達にいいところをすべて持っていかれてしまう。

 このドラマはクランクインから現地メディアの注目を集めているが、これはますます多くの中国人がドイツ社会に入り込んでいることを反映している。ドイツ人は楽観的かつ積極的に中国人を迎え入れるべきなのか?それとも「勤勉で頭のいい」中国人に負けないように、アイデンティティを呼び覚まし、自己を奮い立たすための警笛と考えるべきだろうか?実のところ、ドイツ人は中国人の優秀な人材を渇望しているが、言いたい言葉を飲み込んで、あえて言わない態度をとっているのだ。人民網が伝えた。

 拡大・発展する中国市場は中国人の人材ブームをドイツにもたらした。ドイツのケルンでは、「中国人材デー」という就職セミナーが毎年開催されており、ドイツで留学している中国人学生とセミナーに出展する50社ほどの企業との間に面接の機会を作り、就職斡旋を行っている。今年5月に開催された同セミナーで、主催者の企業管理コンサルタントのディルク・マイヤー氏は、「過去10年で、150社以上のドイツ企業が中国市場への進出に関するコンサルティングを行っている。これらの企業は、ドイツ留学の経験を持ち、ドイツの企業文化を理解し、今後企業の中国市場への進出を促進できる中国人人材を切実に欲している」と語る。ドイツ連邦統計局が発表したデータによると、2012年末までに約2万5千人の中国人学生がドイツに留学しているという。これはドイツにおける外国人留学生の中で最多であり、ドイツの大学に通う外国人学生の総計の13%を占めている。マイヤー氏とコンサルティングチームが、ドイツで留学する中国人学生に特化した就職セミナー「中国人材デー」を始めたのも、中国人学生の高い将来性と潜在能力があったためだ。ドイツのデュースブルグ市にあるデュース ブルグ・エッセン大学(University of Duisburg-Essen)の教授は、「ハイレベルで優秀な中国人人材を如何に長期的にドイツに滞在させるかというのが、ドイツ企業が直面している新しい課題だ」と語る。

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