きょうの人民日報「微博」--なぜ中国は傑出した人材を育成できないのか?
「中国宇宙開発の父」と呼ばれる中国の航空力学研究者・銭学森氏は8年前、「なぜ中国の学校は傑出した人材を育成できないのか」と中国の教育事業発展に疑問を投げかけた。今でもその答えは見つかっていない。一流の教育がなければ、本当の意味での「強大さ」や「富」はない。銭氏は4年前の2009年10月31日に亡くなった。銭氏を追想し、この問題を深く考えてみよう。
【銭氏の中国宇宙事業への偉大な貢献】1、銭氏は米国に留学し、カリフォルニア工科大学で博士号を取得。空気力学の権威者となった。2、1949年に中華人民共和国が成立し、帰国しようとしたものの、5年間軟禁状態に置かれた。3、帰国後、人工衛星やミサイルの研究開発機構を立ち上げ、10年間のうちに、中国初のミサイル「東風一号」や中国初の人工衛星「東方紅1号」の打上げを相次いで成功させた。4、中国が自国の力で、核技術や宇宙技術を掌握できるよう助力した。