2014年正月映画シーズン 12月は国産映画公開ラッシュ (5)
■「救火英雄」(As The Light Goes Out)
監督:郭子健(デレク・クォック)
ジャンル:ドラマ
主演:謝霆鋒(ニコラス・ツェー)、余文楽(ショーン・ユー)、胡軍(フー・ジュン)、任達華(サイモン・ヤム)
公開時期:2013年12月31日
セールスポイント:
この映画は、「カッコいい男たちを見たいなら、今年絶対に見逃してはならない大作映画」として非常に期待されている。しかし、昨年の正月映画シーズンを振り返ると、前半で興収12億6500万元(約210億6225万円)という中国語映画史上最高興収を叩き出した記録的大ヒットコメディ映画「泰◆」(Lost in Thailand)が生まれ、その後に、中国映画市場で歴代3位となる興収を上げた周星馳(チャウ・シンチー)監督作の大ヒット映画「西遊 降魔篇」が誕生、その間に興収8億元(約133億円)を上げた大ヒット映画「ライジング・ドラゴン」が生まれている。データによると、昨年の正月映画シーズンには計60本の映画が公開された。11月22日に公開された李安(アン・リー)監督の「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は翌年の3月初旬まで上映され、100日間で計5億6700万元(約94億4055万円)を記録した。そのうち、「泰◆」(Lost in Thailand)は連続22日間、一日の興行収入が3000万元(4億9950万円)を超える神話を創りだした。また、「西遊 降魔篇」では、7日間の一日の興収が7000万元(約11億6550万円)を超えた。このデータを見ると、香港映画「救火英雄」にかかる重圧は極めて大きい。