台湾、マーチングバンドで死者送るミニスカ美少女チームが話題
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画像は台湾東森電視台のサイトから |
台湾で話題になっている、アイドル風のミニスカ制服美少女チームがマーチングバンドの演奏で死者を送ってくれる葬儀を3日夜、英紙「デイリー・メール」が、1面で大きく報道した。同美少女チームは台湾雲林県の「園榕生命礼儀社」の「秀娟楽団」。台湾メディアの報道によると、同楽団が棺桶の周りでマーチングバンドを演奏する様子を映した6分の動画が、ネット上で次々に転送され、話題に火が付いた。英国のネットユーザーからも、「台湾の光」だと称賛する声が寄せられているという。中国新聞網が報じた。
同楽団は郭淑娟・団長(37)が結成して約6年になり、メンバーは、16歳から30過ぎの女性15人。半数が90年代生まれで、主婦もいれば、今年から夜間高校の学生になったメンバーもいる。
同社の責任者・呉俊栄さんは取材に対して、「同楽団と提携して数年になる。遺族が楽団の演奏を望む場合、郭団長に連絡する。ネット上で話題になっている動画も私が撮影したもの。雲林市は海に面しており、市民はにぎやかなことが好き。遺族はお金を払って楽団を呼び、演奏をしてもらうのはとても光栄なことで、にぎやかに死者を送ることができると考えている。少しずつ、現地の伝統になり、今では当たりまえのようになっている。中には楽団のメンバーが多いほうがいいと望む人もいる」と紹介している。
郭団長は、「毎日必ず仕事があるというわけではないが、1日平均1-3カ所の葬式で演奏をしている。同市を中心に、最も遠い所で台東県にまで行ったことがある。メンバーの月収は約2万新台湾元(約7万円)。田舎で暮らしている主婦や在学中の学生にとっては、いい小遣い稼ぎ。一番大事なのは人のためになることができること。経済的に苦しい遺族のために、無料で演奏したことも何度かある。感謝してもらった時は、無類の充実感がある」と語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年12月5日