中国・遼寧地震、日本人同僚が最も早く察知
中国・国家地震台網によると、23日午後0時18分(日本時間同1時18分)、遼寧省遼陽市灯塔市と瀋陽市蘇家屯区の境(北緯41度5分、統計123度2分)でマグニチュード(M)5.1の地震が発生した。震源の深さは7キロ。地震が発生した際、呉さんは瀋陽東北部にある大東区の車上だったが、揺れは感じなかったという。震源地は大東区の真反対に位置する地域だったが、その後、呉さんが友人と食事をしていると、家族から安否を気遣う電話が入ったという。「長江日報」が伝えた。
呉さんは日本の航空会社で働いている。「地震が発生した時、会社の床が揺れ出し、日本人の同僚が真っ先に周囲の人に「地震だ」と知らせた。でもほかの人たちはあまり信じていなかった。地震が揺れた時間は非常に短く、会社では皆普通に働いていた」と語る。地震後、速やかに空港に連絡を取り、「飛行場は地震の影響を全く受けておらず、フライトも通常どおり離着陸していた」ことがわかった。
今回の地震について語るとき、呉さんに慌てたり、緊張したりした様子はなかった。なぜなら、呉さんは日本で働いていた頃、何度も地震にあったからだという。「日本で地震が発生した時には、毎回緊急地震速報や緊急警報放送が流れる。テレビでも数秒前もしくは同時に警報アラームが流れると同時に、画面上にテロップが流れて人々に注意を喚起させる」と語る呉さんは、中国の地震機構でも市民に速やかに情報を知らせるため、こういった警報・速報などを流すべきだと考えている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年1月24日