中南米各界が習主席の訪問に注目 協力・ウィンウィンの推進を期待 (2)
アルゼンチン戦略計画研究所のカストロ所長は21日「習主席の中南米諸国訪問には鍵を握る戦略的な意義がある。習主席が就任後第2の外遊先に中南米諸国を選んだことは、中南米を強く重視していることの現れだ。メキシコと中国は共に発展途上の新興大国であり、世界にとって重要な製造業輸出国だ。両国の新指導者が就任後間もなく相手国を訪問することで、発展途上の大国間の協力強化への意欲が示され、発展途上の大国間の新型の戦略関係の構築にとって新たな原動力となる」と指摘した。
中南米諸国は習主席の訪問によって中国との協力・ウィンウィンが一段と促されることを一致して期待している。習主席のトリニダード・トバゴ訪問は、中国とカリブ海諸国との協力を促す。コスタリカ訪問は中国と中米諸国との関係発展に寄与する。
ブラジリア大学国際政治研究所のプロコピオ教授は、習主席の中南米諸国訪問は「非常に重要だ」と指摘。「トリニダード・トバゴは国土面積は大きくないが、カリブ共同体の構成国の1つであり、経済的、戦略的に非常に重要な地位にある。中国とカリブ海地域諸国の一層の協力に大変期待している」と述べた。
メキシコ貿易・投資・技術企業理事会アジア太平洋委員会委員長を務める李子文前駐中国大使は「習主席のメキシコ訪問は両国関係の推進と深化にとって重要な意義を持つ。メキシコにとって中国は第2の貿易パートナーだ。習主席の訪問を通じて両国が貿易関係を拡大し、貿易の地位を揺るぎないものにし、ウィンウィンを実現することを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月28日