安倍氏は壁に向かって反省を (2)
安倍氏が認めたくないのは、中日関係の厳しい現状が日本側が一手につくりだしたものであるということだ。安倍氏が否認したいのは、安倍内閣発足以来中日首脳会談を実現できない責任が日本側にあるということだ。安倍氏は再組閣前後に対中関係の改善を望むと公言し、中国に代表を派遣して「積極的なメッセージ」を伝える一方で、両国関係を改善して両国「首脳会談」に向けて積極的な環境と雰囲気をつくるためのいかなる具体的で積極的な措置も講じず、その反対に再三故意に中国の顔に泥を塗り、国際世論をミスリードし、地域に緊張をもたらした。
7月の参院選終了後、安倍氏は国内の選挙政治の圧力から解放され、対中姿勢を変える可能性があるとの報道もある。過去半年余りの安倍氏の対中姿勢によって、双方の政治、安全保障面の相互信頼はすでに損なわれた。もし本当に中日関係の改善を望むのなら、安倍氏は口から出任せの、白黒を逆さまにする対中発言を止め、実際の行動によって中日関係改善に努力すべきだ。
このために安倍氏は今から壁に向かって反省する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月10日