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キャメロン首相訪中に思うこと (3)

 「過去1年余りの中英関係の冷え込みは、昨年キャメロン首相が中国側の反対を顧みずダライ・ラマと面会したことが大きい」と中国人民大学国際関係学部副学部長の金燦栄教授は指摘。「この問題によって両国のハイレベル交流は1年半近く中断された。問題を引き起こしたのは向こう側であり、今回の訪問は『問題を引き起こした者が問題を解決すべき』にのっとったものと言える」と述べた。

 イタル・タス通信は2日「キャメロン首相は中共第18期三中全会閉幕後初めて中国首脳と会談した西側首脳だ」と指摘。「今回の訪問は本来1年前に行われるはずだったが、キャメロン首相が昨年5月にダライ・ラマと面会したため、先送りされた」と報じた。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは「ダライ・ラマはすでに昨日のこと」として、英国が魅力攻勢をかけ始めたと報じた。

 英国は対中外交の波風を経験した結果、以前のような圧力をかける方法では効果がなく、経済・貿易上の利益も大きく損なわれることに気づいたため、人権やチベットの問題をうやむやにし始めたのかもしれない。事情がどうあれ、キャメロン首相の訪中は中英両国にとってプラスであり、少なくとも両国関係が曲折を経た後に徐々に正常な軌道に乗り、両国の全方位的協力に新たな余地ができたことを物語っている。英国政府が中国で望みをかなえられるかどうかだが、今回の訪中はスタートに過ぎず、今後も前向きの姿勢で努力する必要がある。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年12月6日

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