仏首相が訪中「メイド・イン・フランス」売り込み、故宮見学 (2)
中国中欧協会の伍貽康副会長は5日、環球時報の取材に「経済分野の連携は中仏関係、中国・EU関係の重要な推進要素だ。フランスはここ数年経済状況が悪く、国内政治・社会に数々の危機を招いている。このためフランスは中国との関係をさらに緊密化し、中国の改革のボーナスの分け前にあずかることを当然希望している。また、フランスの民生用原子力発電技術は世界最先端であり、特にドイツが全ての原子力発電を中止する中、フランスの技術と市場ノウハウは欧州でも世界でも優勢にある。中国にとってフランスとの協力は、世界の原発市場を切り開くうえで確実にメリットがある」と述べた。
エロー首相に続き、仏下院議長が来年1月に中国を訪問する。こうしたハイレベル訪問によって、来年の中仏国交樹立50周年記念活動の幕が開けられる。また、キャメロン首相に続きエロー首相も北京を訪問したことについて、フランスメディアは中国・EU外交がついに新たな「蜜月期」に入ったと報じた。これについて伍氏は環球時報の取材に「来年中仏は国交樹立50周年を迎える。中仏関係はかつて中国・欧州関係を長年リードしたため、これには特別な意義がある。さらに今年は中国とEUの包括的・戦略的パートナーシップ構築10周年でもある。このため今年年末から来年初めにかけて、中国とEUの首脳相互訪問が非常に活発化する。欧州の複数の大国の首脳が相次いで訪中したことは、彼らが中国の改革に大変関心を抱き、改革による持続的経済成長を確信していることを物語っている。来年欧州は中国が外交的ブレークスルーを遂げるうえでの重点、目玉となる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月6日