習近平主席:世界は中印の共同発展を必要としている
【中日対訳】習近平国家主席は27日、インドのシン首相と会談した。 |
習近平国家主席は27日、インドのシン首相とダーバンで会談した。
習主席は「中国とインドは共に最大の発展途上国であり、経済・社会発展の推進を歴史的使命としている。世界には中印の共同発展に十分な空間がある。また、世界は中印の共同発展を必要している。現在、両国の発展は共に重要な戦略的チャンス期にある。中印関係の発展には大きな将来性がある」と述べた。
国境問題については「中印両国は中印国境問題特別代表制度をしっかりと発展させ、活用し、公平かつ合理的で双方共に受け入れ可能な解決枠組みを1日も早くまとめるべく努力すべきだ。これと同時に、引き続き国境地帯の平和と安寧を維持し、国境問題が両国関係の発展に影響を与えないようにすべきだ」と述べた。
シン首相は「印中は共に古い文明を持つ国であり、共に明るい未来を持っている。インドは中国の発展の成果に敬服している。インド外交にとって対中善隣友好関係の発展、両国の共同発展の実現は優先的選択だ。引き続き中国側とのハイレベル交流、対話、意志疎通を保ち、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、戦略面の相互信頼を深化し、国際問題での調整と連携を強化し、世界と地域の平和・安定を守ることを希望する。インドは独立自主の外交政策を遂行しており、中国封じ込めの道具として使われることはあり得ない。中国側と共に努力して、印中が競争相手ではなく協力パートナーであることを世界に証明したい」と述べた。
また「インドは両国関係の高い戦略性から、双方の確定した政治の指導原則に従い、両国の国境問題の解決策を探っている。インドは両国国境地帯の平和・安寧維持に尽力している」と述べた。
シン首相はさらに「インドはチベット自治区が中国領の一部であることを認めている。インドでチベット人が反中政治活動を行うことは認めない」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月29日