外交部、中国の防空識別圏への尊重と協調を米側に望む
【中日対訳】洪磊報道官 |
中国外交部(外務省)の洪磊報道官は4日の定例記者会見で「バイデン副大統領の訪中期間、中米双方は新型の大国間関係の構築について踏み込んで話し合う。防空識別圏の設定という中国側の正当な措置を米側が理解し、尊重し、これに協調することを希望する」と表明した。
--防空識別圏の問題以外に、中国側はバイデン米副大統領との会談に中米関係のどの分野での進展を期待するか?
現在、中米関係は積極的で安定した発展基調を全体として保っている。中米両国による新型の大国間関係の発展は両国および両国民のみならず、地域と世界の平和・安定・発展の維持にもプラスだ。バイデン副大統領の今回の訪中期間、中米双方は習近平国家主席とオバマ大統領の重要な共通認識、つまり新型の大国間関係の構築について踏み込んで話し合い、衝突せず、対立せず、互いに尊重し合う、協力・ウィンウィンの構想を具体化させる。中米が相互信頼を強化し、互恵協力を拡大し、溝を有効に管理・コントロールし、適切に処理し、2国間関係を新たな水準へ高めることを希望する。
(防空識別圏の問題について)われわれはこのところ、すでに繰り返し中国側の立場を明らかにした。中国側の正当な措置を米側が理解し、尊重し、これに協調することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月5日