中国警察「焼身自殺は殺人」、ダライグループTYCメンバー逮捕 (2)
同年4月、貢保貢去乎・容疑者はインドから秘密裏に帰国し、桑吉堅措さんと直接会い、「焼身自殺」するよう扇動・教唆。自殺の様子を国外に発信し、インドのダライラマ組織の僧侶に経を読み済度(さいど)を祈り求めさせることを約束した。
そして、10月6日、桑吉堅措さんは貢保傑容疑者ら3人に電話で、「焼身自殺」を実施する時間と場所を告げ、自殺を敢行。現場に駆けつけていた扎西尖錯・容疑者(25)や貢保傑容疑者らが撮影した画像をすぐに国外へ発信し、同日午後、国外にいたチー容疑者がメディアに伝えた。その後、TFCは同事件を利用してチベットは「人道主義の危機」に直面していると大々的に宣伝し、国際勢力の介入を求めた。桑吉堅措さんの自殺後、貢保貢去乎容疑者らは出国し逃亡している。
警察は、焼身自殺を組織、計画、扇動、教唆し、故意に他人の命を奪い、社会に危害を加えたことは重大な犯罪行為と指摘。中国の警察当局はすでに国際警察協力ルートを通じて、関連諸国の警察に桑吉堅措さんの焼身自殺を扇動した容疑者の捜査協力を要請。今後も同事件の捜査を強化し、他人の命を奪う犯罪行為を法に基づいて、厳しく取り締まるとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年1月18日