多くの国で「教師の服装基準」あり 英国はジーンズ禁止 (2)
「レギパン、タンクトップ、ひざ丈より短いスカートの着用は禁止。イヤリング類やヘアカラーも禁じる」など、より詳細な決まりが定められている学校もある。なかには、「女性教師はスーツを着用のこと、髪の毛が長い場合は一つに縛り、靴の色は黒限定」といった極めて厳しい規則の学校もある。
ある女性教師は、「服を買う時は必ず、学生の模範となり得るかどうか、品があるか、常識的か、などを考えて選ぶ必要があります。学生達の目はとても厳しく、ダサすぎる格好や可愛い子ちゃんぶった格好は、学生の笑いの種になってしまいます」と語った。
■韓国「『適切さ』がファッションの決め手」
韓国の教師は、服装について特にあれこれ言われない。適切で、常識的で、品格があるものなら問題ない。露出の多い服は当然NGで、キャミソールやミニスカート姿で教壇に立つ先生は、韓国でも皆無だ。南京玄武中等専門学校で、生徒たちの間で「美人ナンバーワン教師」と評されている韓国人の徐銀那先生は、「黒いスカートの上にはグレーのシャツとウールのセーターなど、普段はとてもシンプルな格好をしています。化粧はほとんどしませんが、全くノーメークというわけではありません。薄くてもきちんとお化粧することは、教師にとって必要な身だしなみです」と話した。
流行に敏感な韓国では、教師も、流行のファッションに応じて服装や髪形を変えるのが大好きだ。多くの教師は、シーズンごとに流行の服をとっかえひっかえ身につける。流行に敏感な先生は、生徒にも人気があり、このような先生なら、信頼してついて行けると思っている。先生たちは、教師という職業上の制約のもとで、自分達に相応しい服装をあれこれ工夫して選んでいる。韓国の教師達の間では、「適切さ」がファッションの決め手なのだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年3月29日