莫言氏、人民服など5着持ってストックホルムへ出発
ネットユーザーが想像する人民服姿の莫言氏 |
10月にノーベル文学賞の受賞が決まった中国の作家・莫言(ばくげん)氏は5日、スウェーデンのストックホルムで10日に開催される授賞式に参加するため、杜勤蘭・夫人や娘で助手を務める管笑笑さんらと北京首都空港から出発した。中国のネット上で最近話題になっていた「授賞式に参加する際に着用する服」に関しては、中国伝統衣装の「人民服(中山装)」のほか、燕尾服(えんびふく)など5着を用意しているという。山東省の夕刊紙「斉魯晩報」が報じた。
授賞式を1週間後に控えた2日、莫言氏と共にスウェーデンに向かった山東省高密市文化広電新聞出版局の邵春生・局長は取材に対して、「莫氏が授賞式に参加するためのスウェーデンの旅の行程、日付、随行員などはすべて確定した」と話していた。
■これを機に高密市の文化を宣伝
邵局長は2日夜、取材に対して、「自身が莫氏と共にスウェーデンに行くのは、授賞式に参加する以外に、この機会を通して、世界に高密市の文化を宣伝するのが目的」と指摘。