多くの国で「教師の服装基準」あり 英国はジーンズ禁止
武漢の某中高一貫校でこのほど、「教師規則」が発表された。これによると、女性教師は校内で、露出の多い服やセクシーな黒いストッキングを着用してはならず、濃厚な香水をつけてはならないと定められている。この「教師規則」は、たちまちネットユーザーの間で大きな話題になった。広州日報が伝えた。
「教師の身なり」に関する規定は、海外諸国ではどうなっているのだろうか。露出の多い服、奇抜な服装、髪の毛を奇抜な色に染める、などは、どの国でも広く禁止されている。一方、適切で常識的、適度に流行を取り入れた品格ある教師の服装は、学生からの受けが良く、学生と先生との距離を近づけ、大変好ましい教育効果が得られるようだ。
■英国「くだけ過ぎた格好は品格不足」
英国では、教師がTシャツとジャージといったあまりにもくだけた服装で教室に来ると、小学生は「あの先生は品が無い」と判断する。ある有名教師は、あまりにもだらしのない格好だったため、学生たちから服装を改めるよう求められた。
英国では、教師の身なりに特別な条件は定められていないが、詳細な服装規定を設けている学校も一部にある。例えば、バーミンガム・シティ大学では、意外にも、教師のジーンズ着用を禁じている。同校は2010年、「教師は、洋装、ジャケット、スーツあるいはスカートを身につけなければならない。正式には、男性はシャツとズボン、女性はブラウスとスカート、共に上着の着用が望ましい」という新規定を設けた。
カジュアルすぎるパンツ、ジーンズ、目立つ貴金属・宝石類、奇抜な髪形・ヘアカラーはいずれも、厳しく禁じられている。また、教師がイヤリングをつける場合は、「キラキラして派手すぎる」ものは避け、刺青は例外なく、服で隠さなければならない。
■日本「ダサい服装は学生の笑いの種に」
日本の公立学校には、一般的に、教師の服装に関する明確な規定はない。しかし、多くの私立学校には、かなり厳しい規定が設けられている。たとえば、某私立校は、「男性教師はスーツを着用すること。気温の高い日は、半そでシャツは認めるがネクタイは必ず着用すること。女性教師もスーツ姿が望ましいが、華美な服装や露出の多い服装でなければ、スーツ以外の服装でも可」と定めている。